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2007年12月21日 (金)

安売りチラシの仕事・・・その2

Statamiwakaba4 例の仕事の続きです。

それで、畳表を剥がしたらなんとこんな状態!

わかる? 「スパッ」と畳床にかぶせてある防虫紙が切れてます。

これはかなりヤバイ状況。

防虫紙をめくってみたら、こんなふうに。

Statamiwakaba5

畳床を縫ってある糸が切られてます。一般の人には分らないかもしれませんが畳屋さんが見たら「ヒィエ~」と驚くかも。

ワラの畳床を作るには何層かのワラ(40センチ位の厚さ)を機械で締め付けて5センチほどに圧縮。締め付けたところを糸で縫ってあります。ところが糸が緩んだり切れたらどうなるか? 膨らみます。

今回、何が驚いたかというと8畳の表替えの8枚全部が切られている。しかも上前の手元と手先(このあたりは畳屋にしかわからないでしょう)が30センチ前後の長さに切られています。1枚につき2箇所も切られている。

この場合どうするか? ① 見て見ぬふりをする(笑)  ② 直す

正解は②の直す(^^♪

切れたところ全部縫い直すのは時間的にも無理なので、要所要所を縫いましたがケッコウ大変なんです。8畳分×2箇所も。

なんでこうなったのかと考えたら「目押し定規」で畳表を切る時に畳表の下に何もあてがわずに切った。まあ普通では考えられない(常識的な畳屋ならね)

幸い酷く膨らんだところが無かったのでなんとか補修できましたが、これ余分な仕事なんです。他人の後始末のためにね~。

直したからといって、お客様に余分に請求するわけでも無いんですが見過ごす分けにもいかない。

それにしても酷い、許せない仕事です。

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コメント

こないだもお話をしていただいたのに、やっぱりわからないです~。だめな弟子(?)。
でも、前回写真にあった「目が合っていない畳」はよく見かけるような気がします。よくあることだと思っていました。怖い怖い!本当に悪徳業者っているんですね。もう本当に何も信じられなくなっちゃいます。
人の尻拭い(しかも悪徳業者)までしなくてはならないなんて大変ですね。でも、そのお客様は杉山さんに出会えて本当に幸せでしたね。

投稿: じんじん | 2007年12月24日 (月) 01時42分

もう少し勉強しないとダメですね~(笑)

借家なんか「目に乗ってない畳」はけっこうあります。
思うに、借家・アパート関係の仕事は仕上がりがどうこうよりも安ければ良いので格安の業者がシェアを伸ばしているんじゃないかと。

単純に価格での競争なら一般の畳屋さんはタチウチ出来ないでしょう。

折込チラシの格安広告は個人のお客さんよりも不動産屋とか借家の大家なんかを取り込んでいるのかもしれない。

仕事がどうこうよりもまず値段だから。

うちの場合、借家の仕事はほとんど無いんだけどそういうのを専門にやってきた畳屋さんはチラシの業者は脅威でしょう。

投稿: 杉山製畳 | 2007年12月25日 (火) 00時13分

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