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2008年1月30日 (水)

鯱(シャチホコ )

Statamisyachihoko Statamisyachihoko2

見てのとおり「シャチホコ」です。

「日本一」とありますがこれはなんでしょう? わかりますかな。

これは畳床を製造する機械に付いていたもので、機械の一番高いところに誇らしげに取り付けてありました。

かつてはホトンドの畳屋さんが自家製のワラの畳床を製造していました。ワラを集めて「床の製畳機」で製作。藤枝でも昭和50年代後半までは畳屋さんが作っていたようですが、その中でも最後まで畳床を作っていたのが当店です。そういう私も2年間ほどワラの畳床を作った経験があります。

この機械は父親が昭和30年頃に名古屋から3輪自動車で運んできてこちらで組み立てたそうで、当時の非力な3輪自動車に積載量の3倍以上の重量を載せやっとの思いで藤枝まで持ってきたようです。途中、あまりの重さにパンクしたり大井川の手前の「日坂」(にっさか)をなんとか乗り越えたりと苦労の連続だったらしい。

これで、なぜシャチホコか分ったでしょう。機械メーカーが名古屋だから(^_^;)   多分、名古屋城の金のシャチホコから取ったんでしょう。

メーカーの名前は「中京製作所」と言い、畳屋を引き継いだばかりのころ部品を発注したらもう製畳機は作っていませんでした。ところが図面はあるのでワンオフで製造してくれて対応の良さに関心した覚えがあります。もう何年前になるんだろう。 残念なことに自分の父親から畳床を作る技術を教わることはありませんでしたが・・・。

始めに戻りますがこのシャチホコのプレートですがまだ金色の塗装が少しですが残ってます。機械そのものはもうかなり前に処分してありませんがこのシャチホコだけは思い出があるので捨てずに取ってありました。鋳物で出来ていて重量感があり真ん中の日本一が何ともいえない雰囲気があります。

子供のころは製畳機で圧縮されて出てくる畳の上に乗って、機械の複雑な動きを見ながら遊んでいました。今思えば大きな「刃」が両サイドから上がったり下がったりしてかなり危ない状況でしたが当時はどうってこと無かったのかな。

店の隅のほうにホコリまみれで置いてあったので、今度はもうちょっと良い場所に飾る予定。

※ 3輪自動車ってイメージわきますか?多分知らないでしょう。ドアも無く運転者はバイクのようなハンドルを持って真ん中に座ります。左隣に小さなイスがあるだけ。落ちないように道路側に貧相なパイプがありここに畳のヘリで縛りつけられてどこかへ連れてかれました(笑)

エンジンもバイクのようにキックで掛けるのでよく「ケッチン」を喰らったようです。方向指示器(当時こんな呼び名でしたよ)も「うさぎの耳」みたいのがパット上がったり下がったり。今のようにウインカーが点滅なんてのは無かったからね。凄い時代でした。丁度映画「3丁目の夕日」をイメージしてもらえば。あれに出てくるミゼットよりももっと古い3輪車なんです。

良い時代でした。

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コメント

 なるほどー。三輪自動車、何となくわかりました。ミゼットかあ。タイのトゥクトゥクみたいなものかな。
 お父様、名古屋から運ぶのはそりゃあ大変だったでしょうね。そして、金色の粉がなくなってしまうくらい、たくさんこの機械を使ったんですね。「日本一」という文字がちょうどお父様の心意気を表しているみたいで素敵。
 そして、その心意気を、息子さんが継いでいるわけですね。お父様も喜んでいらっしゃるでしょう。是非、お店の一番目立つ位置に掲げて下さい。

投稿: じんじん | 2008年2月 1日 (金) 23時14分

戦後間もないころは3輪自動車のメーカーがケッコウあったようです。

免許も3輪車専用だったそうで後に4輪自動車の免許を取るのに苦労したと聞いたことがあります。

トゥクトゥクを知ってるとは凄いですね~。我が家にあったのはどちらかと言うとミゼットよりもトゥクトゥクのイメージかな。

音も「バタバタ」とバイクのような感じでした。

当時、この地区に車が2台くらいしか無かったそうで選挙演説にも使ったそうです。

懐かしいというか古き良き時代だったのかな。

投稿: 杉山製畳 | 2008年2月 2日 (土) 22時51分

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