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2008年4月 6日 (日)

格安畳・・・検証

前回の投稿「とってもハードな仕事」の続き・・・。

この飲食店は宴会場が3つほどあり畳の枚数にして150枚ほどあります。

ちょうど2年前だったか表替えを例の格安チラシの業者に頼んだようで、その時の経緯も詳しく知っていますcat・・・(情報が入ってくるので)

いつもは地元の畳屋さんに施工してもらっていたようですがその時は格安チラシの業者。

「表替え、7,000円のところ2,700円」というものですね・・・3日間限定

一般的に畳屋さんでも知らず知らずのうちに格安業者の施工した畳の表替えをすることはあるでしょう。普通、前にどこの誰が表替えしたとか分らないからね。

今回はそのどこの誰がいつ替えたか知っていてその2年後の状況を見れるという滅多に無い機会に恵まれました(笑)

まず、本当に7,000円の畳表か?・・・この判断は非常に難しい。

何が難しいか。それは畳の値段はその畳屋さんの裁量で勝手に決められるから。たとえば全く同じ畳表を使ってもA店では5千円、B店では6千円、C店では8千円ということも有りうる。別に違法でもなんでもありません。

ただ個人経営の町の畳屋さんであれば7千円の表替えはどの程度の畳表を使うかだいたい想像できるでしょう。

当店であれば7千円の表替えだったら純国産の麻引き表(上級品)もしくは麻綿W表。この辺りが基準になるかと思います。

それでは宴会場の畳を見てみましょうeye

黒筋が沢山入っています。縦糸は綿糸・・・中国産の糸引きですね。ランクとしては中国産でも下級品にあたるでしょう。かなり剥けています(この畳表、新しいときはさぞ青かったんだろうな)

これはどう見ても7,000円の畳表ではありません。でもこの業者が「これは7,000円の畳表だ」と言えばそうなんでしょう。

お店の方が言うには「ゴミが服に付いちゃって困るんだよね」と。やっぱり安いのはダメだなとも。

それでこの「格安チラシの畳」ですがどうみるか?

「7、000円のものが2,700円に成るわけがない。多分安物でしょう。それでもこの値段で新しくなるなら替えてみよう」と割り切っている人には選択の一つかと。 このくらいの下級品であっても普通の畳屋さんはここまで安くはない(出来ない)からね。

逆に「7,000円のがこんなに安くできるの」と期待しちゃうとバカを見るかも。

本当に7,000円クラスの畳表が2,700円になるなら畳屋さんが注文しちゃうlovely

それからチラシに「熊本から直送」とか「八代より」と唄ってありますが、本物の国産畳表とは限りません(紛らわしいですね~)

こんな表示があれば一般の消費者は純国産と思ってしまうからね。

まあ、末端の消費者も色んな意味で利口にならないとね。畳替えを考えたら何件か見積もりをとったり分らないことは遠慮なく聞いてみて下さい。そのうえで注文したらいかがでしょう。

それでは~

  

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コメント

へ~ぇ。なるほど!勉強になりますpencil
「熊本から直送」→熊本から来ているだけで中国産。畳屋の裁量で値段が決まる……え~っgawk
こちらもちょっとは知っておかないとですねえ。
確かに考えてみれば7000円が2700円なんて話がうますぎますけどねdash

投稿: じんじん | 2008年4月 7日 (月) 21時44分

国産畳表の意味合いが生産現場と末端の消費者とではズレがある。

国産畳表といえば「日本国内で栽培されたイグサを国内で製織したもの」と思うでしょう。

ところが違うんです。

中国産イグサの原草を輸入して日本国内で織り上げた物は国産畳表として流通しています。

これまた違法でもありませんangry

変でしょう?こんな紛らわしい畳表が出回っているのは。

だから原産地表示が必要な時期かなと思います。
消費者も選択しやすいからね。

投稿: 杉山製畳 | 2008年4月 8日 (火) 22時37分

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