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2008年6月17日 (火)

自家製畳床

Statamitoko もう何年前になるんだろう。畳床を作ったのは。

当時は畳床を自分のところで作っていました。畳を仕上げる作業場以外に畳床を作る工場があり、そこに製畳機(畳床を作る機械)と沢山の材料となるワラがありました。

昭和50年代後半には市内でも自家製のワラ床を作っている畳屋も少なく、その中でも一番最後まで作っていたのが当店でした。

このワラ床は親戚のおじさん(畳屋)に教わりながら作ったものですが、今思えばわけも分らず言われるままに作ったような気がします。

その自分が作った畳床の表替えを30年ぶりにしましたが以外にもムラが少ない。最近のワラ床に比べれば重量は30キロもあるかどうか。

しかも針足は粗い。送りもそんなに細かくありません。

この畳床を作る機械はいわゆる「へり無し」用。画像にもゴザが見えるでしょう。ヘリ無し・・・この辺では「やろう」なんて言いますがへり付き畳と違い琉球表を巻くのでこのゴザの部分は機械で殺してあります。

「殺す」なんて物騒ですが真ん中の厚みに比べこの部分が薄くなっています。そのためへり付き畳の場合は「口茣蓙」(くちござ)というものを当てて平らにします(分るかな?)

平刺し(へりを付けるところ)をする部分も細かい刻んだワラ、「小ゴミ」なんて物を入れて針が通り易くしました。機械を導入する前は平刺しも手作業だったからね。

最近のワラ床に比べこの時代のものは踏んだ感じも柔らかい。固いのは「踏み込みが良い」なんて言い方もしましたが・・・。

あのころはワラの長さも長くて、ワラの量はそれほどでなくても腰のある畳床が出来たのかもしれない。

今のは重いからね(35キロ超もあります)

年配の畳屋さんから聞いた話ですが「昔の畳床はワラが生きていた、今のワラ床はワラを殺してしまっているから・・・」と。

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