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2008年11月

2008年11月28日 (金)

手作り「堀コタツ」

今日の仕事ですが堀コタツの設置で畳の手直しをしました。

築20年ほどで新たに堀コタツを作りましたが既製のメーカー品でなく大工さんの手作り。

コタツの位置が変わっているでしょう。普通は6畳間の場合、真ん中の畳の位置に持ってくるんですが・・・。テレビでも見る都合ですかね~。

ところで、座卓付きの堀コタツの価格知ってます? けっこう高いんですよ! 新築から設置する場合は総額何千万円になるのでコタツの値段はしれたもんですが、後で付けると高額に感ずるかもしれません。

かつては松下電工の堀コタツがよく使われていましたが長さ4尺でも40万円!もしました。6尺では50万円以上。最近ではダイケン他いくつかのメーカーがあるようでもっと安いものもあるようです。

このお宅のように大工さんが作った場合、メーカー品を使う場合に比べおそらく1/3~1/4程度の費用では(上に乗る座卓も手作りのようです)

ヒーターユニットも単品で販売しているものです。中の紫色はフェルトを貼ったものです。

Statamikotatu

畳は6畳なので「通し」と「枕」はイジラズ、「中」をコタツの横に(90度向きを変えて)持ってくればと思うでしょう。 ところが幅が3分(9ミリ)小さく長さは5分(15ミリ)長い。

長い分には切れば良いんですが幅が小さいのは困ってしまうdespair。結果、枕の幅を大きくして対処しました。が、既存の畳の幅を大きくするので畳床の寸法が足りない。このあたりはワラとゴザで大きくしました。

小さい畳も寸法が足らず新床から作りました。

20年ほど前までは瀬戸谷にも堀コタツがあるお宅が沢山ありました。もちろん炭のコタツです。農家でも炭を焼いている方がいましたから。かつては炭は暖房だけでなく魚を焼いたり餅を焼いたりと色んなことに使われましたからね。

今では炭は贅沢品です。魚を炭で焼くなんて本当に贅沢!でも美味しいlovely

今また炭が見直されているようです。燃料だけでなく空気清浄や電磁波の吸収他・・・。

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2008年11月23日 (日)

久々にの~んびり

ココのところ日曜日は仕事だったり他の用事があったりしてなかなか時間が取れませんでしたが、今日は特になにもなく朝からゴロゴロ。

そこで午後からブラ~っと出かけてきました。

といっても近場なんですが・・・。

当店から車で45分ほどの大井川河口にある「大井川野鳥園」まで。天気も良く富士山が遠くに見えました(チョット霞んでいました)

左側の森が野鳥園です。

Statamiooigawa

富士山見えますか? 少しUPすると

Statamioigawa2_3

上の方に雪が見えますがまだ冠雪まではいかないようです。

このあと下に降りて野鳥園まで。

Statamioigawa3

この小屋が観察小屋。穴が開いていますがここから覗きます(^^)

さてどうでしょう。おおっ、いますね~。種類は分りませんが沢山います。小屋から距離があるので小さくしか見えませんがカモでしょう。沼地のようですね。

Statamioigawa4

これもUPすると・・・

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全体ですとかなりの数です。

小屋の中にはこんなものが

Statamioigawa6

特に日本野鳥の会に入っているわけでもなく鳥好きでもありませんが、こういう風景を見ると何となく安らぎます。これからさらに沢山の野鳥が越冬で飛んできます。

たまにはこんな場所に来るのも良いもんです。このあと大井川港に寄って釣りの様子を見てから帰宅(といっても釣りはまったくしませんがcoldsweats01

オイルを替えたばかりのパルサーはますます快調でした!

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2008年11月21日 (金)

和歌山からの電話

今回のネタは一般の方には多分興味ないと思います。内容が分らないんじゃないかと。でも畳屋さんには興味あるかもしれません。

それで先日の事ですが和歌山にある設計事務所の方から電話がありました。 

和歌山? 知り合いはいないけどcoldsweats01

丁度私が出かけて留守だったのであらためてメールで再度連絡を下さいました。

それによると和歌山に1軒昔ながらのワラの畳床を作る畳屋さんがあるそうです。その畳床を作る「製畳機」が壊れたと。メーカーは「中京製作所」

かつてブログで我が家でも使っていた「中京製作所」の製畳機を取り上げたことがありましたが検索で杉山製畳便りにたどり着いたそうです。

機械を分解するにあたって図面があれば見せて欲しい旨の内容でした。鋳物の部分が割れ、そこを溶接するにあたって組み立て図があれば助かるとのことでした。

この設計事務所の方は昔ながらの畳床、ようは裏にワラゴモ(わかる?)がある畳床で作った畳を発注したかったようです。最近のワラの畳床は裏側がほとんどビニールシートのような物になっています。コモで作った畳床はまず見ることはありません。特別に注文すれば作ってくれるのかもしれませんが・・・。

そんなわけでどうしても直したいと。

残念なことに当店に図面はもうありません。しかもこの中京製作所そのものも30年も前に製畳機の事業から撤退したようです。ただ私がこの仕事についたばかりの頃にやはり製畳機が壊れて部品を発注したところ会社はまだありましたが製畳機は作っていないと。それでも図面は残っているので部品を製作してくれました(ありがたかったな~lovely

現在ではもうその会社があるかどうかも分らないし、あったにしても図面は残っていないだろうな~。

さてここからが本題です。

今の時代、全国的に見ても畳屋さんが畳床を作っているのは非常~に珍しい。聞いて驚きました! 静岡あたりでも昭和50年代が最後じゃないかな。そういう当店も藤枝では一番最後までワラの畳床を作っていました。自家製のワラ床ですね。

もしかしたら稲作が多い地方ではまだ畳屋さんが作っているところがあるのかもしれない(知らないだけかも)

自家製のワラ床の良さは思ったような畳床が出来るということ。仕掛けから針足まで自由が利くし7尺~8尺なんて畳床も作れるから。

それにあのころの稲ワラは長さが長かった。コンバインなんてのが無かった時代で手刈りもしくは小さな機械で刈っていました。仕掛けの台にワラを並べると台の端から端まで届いたからね。

それと年配の方から聞いた話ですが昔の機械で作ったワラ床は「ワラを殺してない」と。この言葉はなるほどな~と思いました。目方の割りに年数が経っても意外とムラも少なく腰があるし・・・。

最近の重く堅いワラ床を担ぐたびにこの言葉を思いだします。

長くなったので今日はこのへんで・・・confident

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2008年11月19日 (水)

イチョウが色づいて

今日は午後からパルサーのオイル交換。注文しておいたオイルが来たので待ちきれずマーチと2台のオイル交換。

交換後、テスト走行を兼ねて瀬戸谷の「峠」まで。この峠ですが戸数30戸もあるかどうかの地区の名前です。

そこに市内でも有名?な大きなイチョウの木がありますが黄色に色づいていました。このイチョウですがかなり高さがあります。そばで見るとすごく高いんです。これだけのイチョウはそう無いでしょう。

12月に入ると木全体をイルミネーションで飾りつけ夜に点燈しますshine。葉っぱが全部落ちてからですから今年は少し遅れるかもしれません。

点燈するとまわりが真っ暗なのでひときわ輝きを放って良い感じです。興味ある方は見に行ったらいかがでしょう。

点燈の様子は後日載せますので楽しみにして下さい。

Statamitouge

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2008年11月18日 (火)

灯油が・・・

今日は寒かったですね~。静岡でも風が強くよけいに寒く感じました。まだストーブは出していませんがコタツはもう使っています。いつもの喫茶店「苑」も夕方バイクで行ったら寒いこと。もう少し完全武装で行かないとdash

ところで、先日のことですが畳に灯油をこぼしたとの電話があり行ってきました。最近のストーブは別体式のタンクに灯油を入れるものが多く、その給油口のフタが具合が悪かったのか中の灯油が全部こぼれて畳に滲みこんでしまったと。何日かして、なんか灯油臭いので気が付いたそうですがもう全部こぼれた後。

約5L近くが畳に滲みこんだようです。

畳を上げてみたら裏側まで灯油が滲みてます。幸いというか1枚だけの被害。

持ち帰って剥がしてみたらこんな感じ。

Statamitoyu_2 表から見たら半分くらい滲みこんだあとが。

剥がしたら半分以上滲みてます。

Statamitoyu2

で、さらにバラシテみましたhappy01

Statamitoyu3

中のスタイロフォームが溶けていました。25ミリ厚が15ミリくらいに。ほとんどはインシュレーションボード(木質系)が吸い込んだようです。

まあこんなことは滅多にないことですがね。

灯油が滲みこんでいない部分は切り取って家具の移動用に使う小畳を作ります。もったいないからね。

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2008年11月14日 (金)

思ったよりシックな感じで

今日、新築の家の畳を納めてきました。

地元、滝ノ谷の仕事がやっと終わり今日は焼津まで。

当店には珍しく「建材床」の新畳ばかりです。使ったのはダイケン工業の畳床。5年くらい前まではまだワラ床の比率が高かったんですがね~。

※10年ほど前はワラ床8に対し建材床2の割合でしたが。

畳表は堺 良冶さんが作った麻引き(当店中級品)。この表、織りが凄く綺麗です(対価格比)。 それと草筋が良いというか・・・。敷いた感じがなかなか上品な感じ。ワンクラス上ではないかと思うほど(良かった~lovely

それで縁(へり)ですがこんなの使ってみました・・・大宮縁のフローレンス。大柄なので派手になるかと思いきや意外とそうでもない(初めて使う縁なので)。  ベージュ系なので落ち着きもあり良い感じ。

Statamifuro

畳のへりは見本と実際付けた場合と感じが違う場合がある。付ける畳表によっても変わってくるからなかなか難しい。

※蛍光灯の下で撮ったので実際の色と少し違います。

このお宅は畳の部屋は1間だけ。夕方のため暗い部分もありますが敷いたところです。

Statamiito

今日は工事の最終日ですが施主が荷物を搬入していました。配管工事や電気工事と重なり現場はバタバタ。ホントウはすべて工事が終わり清掃が済んでからの方が畳を納めるには安心ですが・・・・。

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2008年11月13日 (木)

日本一美味しいミカン?かも

今回は「ミカン」ネタ。

ミカンとお茶にはひじょう~にうるさい私です。こだわりがあります。

静岡はかつてはミカンの生産日本一でしたが、途中愛媛や和歌山に生産額(量)を譲ったことがありました(最近はまた盛り返したようですが)

藤枝でも昭和40年代くらいまではミカン生産が盛んで瀬戸谷でもかなりの農家がミカンの栽培をしていました。ミカンを作っていれば良かった・・・そういう時代でした。

今、静岡のミカンといえば「三ケ日ミカン」(みっかび)が有名で、品種としては「青島」がブランドとして知れわたっています。他にも何種かブランドがあるようですが・・・。

ところがココに紹介する名も無きミカンcoldsweats01

おいしいんです! ミカン人生何十年もありながらこんなに美味いミカンは他にありません。

某ブランドのミカンも足元にも及ばないほど美味しい!

まず酸味と甘みが絶妙。しかも皮が薄い。中のホロ(藤枝ではホロ)わかる?・・・これも薄くて食べるのはホロごと食べます。

まあ、このミカンを食べたら他のは食べれないほど。

大きさは小さいんです。しかも買うのはあえて小玉(小玉が美味しくてね)。サイズでいえばSか(直径5センチ程度)

これが無人販売で一袋100円! 10個ほど入っているかな。

生産者の方が言うに「今年は裏年で出来はあまり良くないんだよね~」と。それでも食べてみて例年と変わらないように思います。

この生産者の方も高齢で、以前は山にも作っていたんですが去年あたりから家の周りだけを収穫(もったいないな~山のミカンが)

今日、お昼に注文しておいたミカンを夕方取りにいったら一輪車(ネコ)の上に山盛になっていました。2千円でこんなにlovely

今月末まであるかどうかだそうです。

場所は藤枝の堀之内で売っています。

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2008年11月 8日 (土)

今日は「滝ノ谷」へ

築40年あまりのお宅の畳の入れ替えで、滝沢地区のさらに奥にある滝ノ谷(たきのや)まで行ってきました。

このお宅は一目で「良い材料使ってるな~」と分るほど。聞いたところ「うちの山の木だよ」と。

あの頃は山を持っている家は自分の山の木を使って家を建つことがケッコウあったようです。大黒柱から梁まですべて自前。

8畳×2、10畳はすべて新畳に入れ替え。6畳は程度の良い8畳間から選んで寸法を直して入れます。

滝ノ谷は当店からさらに山奥に入ったところで、車幅1台分くらいの道を渓流沿いにしばらく行った所。

水車村や、やまめの里といった観光施設?のようなものがあり秋には「もみじ祭り」なんかがあります。紅葉の名所で有名だそうですが見たことありませんcoldsweats01

地元でありながら普段はほとんど行くことありませんから。

今年は紅葉が遅れているようで今月末の「もみじ祭り」にまにあうかどうかといったところです。

興味ある方はいかがでしょう。

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「不動峡」のチョット先にあるお店。ここから見てもまだ色づいていませんが最盛期はかなり良い感じのようです。

ココからさらに奥へ行くと水車村や手打ち蕎麦が楽しめます。

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夕方車内から撮りました。滝ノ谷はこんな狭い道が続きます。

ガラスが反射していますがスピード感が分ります? かなりの速度と思いきや畳を積んでいるので実はたいしたことありませんhappy01

こういう狭くブラインドコーナーが続くところが大好きです。空荷で一人ならラリーカーのように攻めます(笑)

明日もまた滝ノ谷へdash

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2008年11月 3日 (月)

誰もが知ってた「スタイロ畳」

かつて、このスタイロ畳が出た頃は革新的な畳床ではなかったのかな。

40代以上の人はスタイロ畳という言葉は聞いたことがあるでしょう(現在でもスタイロって言葉使いますけど)

ワラ床(ワラの畳)しかなかった時代、ワラとワラの間にサンドイッチ状に挟まれたスタイロフォーム。

軽く平らに出来ているし、いわゆる「踏み込みが良い」。それにムラも少ない。

良いこと尽くめでした・・・当時はね。

それが30年以上経ってスタイロ畳の欠点が出てきてしまった。この写真のように本来のスタイロフォームの厚みは25ミリほど。それが15ミリに。

(※今日はこのスタイロ畳の表替え及び寸法をチョット詰める仕事)

Statamisutairo

場所によってはもっと潰れている所もあります。

結果つぶれて薄くなったところはペナペナでまったく腰が無くなってしまった。

これが出始めた頃はまさかこうなるとは誰も知らなかった(想像できなかった)のでは。

このスタイロ畳は当時の「旭ダウ」(今は?)の商標からきているものでスタイロフォームを使ったからこんな呼び名になったんでしょう。

30年くらい前は個人の畳屋さんでもスタイロ畳を作っていた方がいましたから。もしかしたらライセンス料でも払っていたのかな~?

それでいつの頃からかこのスタイロ畳は見なくなりました。使わなくなったと言った方が良いかも(材料問屋にも置かなくなった)

今でも「ワラサンド」と言って同じようにワラとワラの間に白色のフォームが挟まったのがありますがスタイロフォームでは無いのでこれはスタイロ畳とは言えないでしょう。材料問屋が言うに、この辺りでは「ワラサンド」を使う畳屋さんはほどんどいないそうです。だから在庫はあまり置かないようです。

最近ではワラ床に対して建材床(化学床)のことをスタイロ畳と言う人もいます。軽い畳はみんなスタイロ畳と。大工さんでもそんな認識でいる人もいます。

正確にはスタイロフォームを使っていなければそうは呼べないんだけどね。

今回のタイトルのスタイロ畳はあくまでも30年以上前に、ある意味「一世を風靡」したあの時代のスタイロ畳のことです。

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2008年11月 2日 (日)

25年、30年、35年

ここ1週間で3軒のお宅で表替えの仕事をしましたが、3軒とも新築から初めての表替え。

タイトルの年数はそれぞれ新築から数えて25年、30年、35年目にしての張替え。

凄いでしょ! 今まで一度も畳替えをしなかったのがcoldsweats01

某畳組合のチラシには「裏返し2~3年、表替えは5年」と書いてありましたが・・・それを無視(笑)

最近は住宅そのものが30年も持つかどうかなんてのもある位だから住宅より畳が持ってしまったup

いずれも畳床はワラで35キロ近く。2軒は2階で曲がりくねった階段をハアハアしながら壁に触らないよう慎重に上げるのはケッコウしんどい。

前にも書きましたがただ持つだけならそれほどでもありませんが、畳にキズを付けず壁にも気を使いながら上げるのは大変なんですよ。

それで今までよく替えなかったと。

使い方にもよりますが見た感じは年数のわりに酷くない。擦れが少ない。色はもうかなり茶色になっていましたが・・・。

畳表をはがしてみたらナルホドeye 当時の広島産の畳表ですね~。ランク的にはそれほど上級ではありませんがシッカリとしたイグサで織ってあるようです。中国産とは対極にあるようなイグサじゃあないでしょうか。

今回は当店の中級品の国産表を付けましたが20年持ってくれれば都合50~60年(1軒はせいさんの「ひのみどりの麻引」を付けましたよ~happy01

1枚の畳床でこれだけ持ってくれれば十分でしょう。

でも畳屋としてはもっと短い頻度で替えて欲しいのにねdash

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