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2008年11月 3日 (月)

誰もが知ってた「スタイロ畳」

かつて、このスタイロ畳が出た頃は革新的な畳床ではなかったのかな。

40代以上の人はスタイロ畳という言葉は聞いたことがあるでしょう(現在でもスタイロって言葉使いますけど)

ワラ床(ワラの畳)しかなかった時代、ワラとワラの間にサンドイッチ状に挟まれたスタイロフォーム。

軽く平らに出来ているし、いわゆる「踏み込みが良い」。それにムラも少ない。

良いこと尽くめでした・・・当時はね。

それが30年以上経ってスタイロ畳の欠点が出てきてしまった。この写真のように本来のスタイロフォームの厚みは25ミリほど。それが15ミリに。

(※今日はこのスタイロ畳の表替え及び寸法をチョット詰める仕事)

Statamisutairo

場所によってはもっと潰れている所もあります。

結果つぶれて薄くなったところはペナペナでまったく腰が無くなってしまった。

これが出始めた頃はまさかこうなるとは誰も知らなかった(想像できなかった)のでは。

このスタイロ畳は当時の「旭ダウ」(今は?)の商標からきているものでスタイロフォームを使ったからこんな呼び名になったんでしょう。

30年くらい前は個人の畳屋さんでもスタイロ畳を作っていた方がいましたから。もしかしたらライセンス料でも払っていたのかな~?

それでいつの頃からかこのスタイロ畳は見なくなりました。使わなくなったと言った方が良いかも(材料問屋にも置かなくなった)

今でも「ワラサンド」と言って同じようにワラとワラの間に白色のフォームが挟まったのがありますがスタイロフォームでは無いのでこれはスタイロ畳とは言えないでしょう。材料問屋が言うに、この辺りでは「ワラサンド」を使う畳屋さんはほどんどいないそうです。だから在庫はあまり置かないようです。

最近ではワラ床に対して建材床(化学床)のことをスタイロ畳と言う人もいます。軽い畳はみんなスタイロ畳と。大工さんでもそんな認識でいる人もいます。

正確にはスタイロフォームを使っていなければそうは呼べないんだけどね。

今回のタイトルのスタイロ畳はあくまでも30年以上前に、ある意味「一世を風靡」したあの時代のスタイロ畳のことです。

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コメント

と、まあスタイロ畳の悪いところを書いたんですが考え方によっては30年も持った。そういう言い方も出来る。

どんなもんでも耐用年数はあります。ワラ床でも使っているうちにヘタッテいつかはダメになる。

現在、主流となっている建材床は15~20年の耐久性があると聞いたことがあります。これも使い方によって幅があるでしょうが。

だからスタイロ畳がダメとは一概には言えないのかもしれない。

踏んだ感じはワラ床に近く、重さはワラに比べ軽く2階なんかに使うにはもってこいなんだけどね~。最後に使ったのはもういつのことやらsleepy

投稿: 杉山製畳 | 2008年11月 6日 (木) 00時07分

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