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2009年2月

2009年2月27日 (金)

もったいない

畳表は梱包を解く時が楽しみです。

思った以上の物が来れば嬉しいし、そうでない時はチョットdespair

今回入荷したものは残念なことに期待した以下のものでした。以下というのは織りが悪い!

問屋あるいは畳屋レベルで見て織りが良いとか悪いというものでなく素人が見ても分るほどダメ。まずイ切れが多い(かなりです) 他にも二本差しも。

入荷した畳表を選別したら2/3がこんな状態。

この畳表は縦糸に綿糸を使ったものではおそらく最高ランクに位置するほどの上物です。イグサもかなり長く上質なもの使っていて「赤」なんかはまったくありません。実も良く入っていてシッカリとしています。

穂先と根をばっさり落とした感じですね。

なぜこうなんだろう? これだけのイグサを使っているならもっと丁寧に織ればと思うけど。

織機の問題なのか・・・。

結果、全部返品! 相手先も事情を説明したら恐縮していました。

それにしてももったいない。丹精込めて作ったであろうイグサがこれでは商品価値が下がってしまう。それどころかこのイグサ農家のものはみんなこうだろうかと・・・。

まあこれも今回だけの事と思うことにしよう。チョットしたことでこうなってしまったとcoldsweats01

次は修正してさらにスキルアップして良い物が出来ることを願ってま~すdash

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2009年2月23日 (月)

職業インタビューのお礼

先日行われた職業インタビューですが、今日学校の先生が完成したパネルを持ってきました。

生徒が書いたお礼状も添えて。

まず質問項目が35もある中からピックアップしてまとめ、これだけのスペースに載せる作業はけっこう大変でしょう。

まだ1年生だからね。

でもよく出来ていましたよ!

自分が1年生の頃はこんなにはできなかったような・・・(^_^;)

これも店に貼らせてもらいます。来店の際にはぜひご覧下さい。

Statamicyugaku

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2009年2月18日 (水)

元祖スタイロ畳

以前にもスタイロ畳のことを取り上げたことがありますが、最近では建材床(化学床)のことをスタイロ畳と思っている方が多いようです。スタイロフォームを使っていれば間違いではありませんが・・・。他のメーカーのフォームを使っていてもやっぱりスタイロ畳と認識している人も多いかと。

これは一般の方から大工さんまでそうです。

そこで今日引き上げてきた畳こそあの時代に流行した元祖スタイロ畳!

Statamisutairo

40年ほど前に入れてから一度も張替えをしていません。当時のまま。

ワラの畳しか無かった時代に上下ワラでフォームをサンドイッチしたスタイロ畳は画期的なものであっというまに広がったようです。

軽くて平らに出来てるし針の通りも良いし。良いこと尽くめでした。

ただ足当りが多いところではどうしてもスタイロフォームが凹んでしまってなかには厚みが1/3にも薄く潰れたりすることも。

当時の畳屋さんは予想も出来なかったことでしょう。

これは現在主流の建材床に使われているインシュレーションボードと違い、ワラの場合はスタイロフォームに掛かる単位面積あたりの荷重が大きい。ようは面圧が大きい。結果、同じ所を歩くとそこだけ凹む。

フォームのメーカーもそこまで考えていたのか薄いベニヤが化粧ワラの直ぐ下あたりに入っています。が、それでも凹む。

いつのころか、あれほどもてはやされたスタイロ畳は姿を見なくなった。問屋にも無くなってしまって・・・。

現在でも材料問屋にはワラサンドといった上下ワラでフォームを挟みこんだ畳床がほんのわずかですが置いてあります。たま~に出るそうですが使う畳屋さんは限られているようです。

どんな物にも良いところもあれば欠点もあります。そういう観点からするとあの時代のスタイロ畳は持ち運びが楽で足当りがワラに近くしかもムラが少ない。ただつぶれやすい面もある。

今回のは40年も経っているにも関わらず8畳間の入り口の畳が少しだけ潰れていますが他は大丈夫。

一番奥の部屋とはいえ使う頻度がそれほど低いわけではない。だからよくこれだけの状態でいたな~とthink

予算の関係で国産熊本無着色の糸引きを付けます。

これならあと10年くらいは持つかな?

Statamisutairo2

一部、切ってみました。裏側から見たところですがワラにサンドイッチされたスタイロフォームが見えるでしょう。当店で長く使われていた「久保式」の縫着機で縫ってあります。

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2009年2月17日 (火)

不況下でさらに・・・

つい先日のことですが静岡県の西部にある住宅メーカーが破産しました。

静岡では大手といっても良いほどの住宅メーカーでテレビでもCMがよく流れていたから知っている方もいるでしょう。

元々は県内を中心とした会社でしたがその後、東海地方から関東、関西まで業務を広げ支店数も70余り、住宅展示場も150近くもあったとか。

負債総額680億!

で、問題なのが着工途中あるいは未着工の物件が2000戸近くあるそうです。基礎だけとか骨組みだけとかあるいは完成間際とさまざまのようです。

さらに酷いな~と思ったのが着手金として7割も取っていたとか(普通は3割前後だと聞きましたが)。 着手金ですからまだ工事すら始まっていない状況です。

倒産直前に2千万円も払った人もいて戻ってくるお金は1割とチョットらしい。

当然ながら工事の下請け業者も被害を被ったわけですが、なによりこの住宅メーカーを信頼してお金を払った施主の被害は甚大です。

払ったお金はほとんど戻ってこないし残るは多額のローン。悲惨ですcrying

最近になって残りの工事を請け負うスポンサー会社が発表されましたが、これとてこの会社と工事の契約を結ぶわけで新たに工事費が発生します。

残りをタダでやってくれるわけではありません。施主との費用面での折り合いが付かなければ施主自ら他の工事会社を探す必要があるようです。

こういう状況になると大手だから安心ということはありませんね~。かといって規模の小さな工務店が良いとも限らないし。

このあたりは難しいところです。

それから住宅を建てる場合、一般には坪単価に目が行きます。まあ、目安にはなりますがこれも単純に安い高いで比較はできませんので。

同じ坪単価でも使ってある部材や仕上がりでかなり差があることもあります。

これからは家一軒を建てるなら色んな方面から施主自ら勉強する必要があるでしょう。

それにしてもこの経済不況下での倒産。施主の方々の気持ちを思うとやりきれないですね~think

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2009年2月13日 (金)

こんな良い畳表が・・・

最近には珍しい、1軒のお宅で8畳間×3の畳替え。

このお宅も築100年以上経っています。畳そのものはちょうど50年目。さすが痛んでいます。というのはかなり湿気るお宅。

一間はどうしようもなく新畳に入れ替え。あとの二間はどうにか表替え。普通ならまず表替えをしないような状態の畳床ですが何とかしてしまうのが当店の良さ?happy01

大きな家具を移動しながらの畳替えでしたが一昨日に完了。

そこで今日は屋根裏にある畳表の保管場所の整理。新品の畳表はカビとか湿気を防ぐ意味で仕事場の天井裏にあるスペースに保管してあります。

そこに古表(古ゴザ)もいっしょに置いてあります。この古表は裏がまだ使っていないもので、ようは裏返しをしていないもの(最近は裏返しをすることが少ないのでね)

たまに裏返しの時1枚だけ滲みがあったりすると新品の畳表でなくこの古表の中からサイズや色が合うものを付けます。施主も余分な負担をすることがありませんし色もそれほど違わないので違和感もないし。

その程度の良い古表ですが溜まってしまってその数300枚以上に。結果、天井にもかなりの重量が掛かってしまって・・・。

そこでその古表を処分することに。一部、程度の良いものだけをを残して。

そうしたら一番奥に梱包紙に包まれた何かが埋もれていました。

開けてみたらなんと麻綿Wの新品の畳表が4枚! それもケッコウ良い物です。もう10年以上経っているはず。

黒い紙に包まれていたのでこの程度ですが、見てのとおり落ち着いた色に(良い具合ですね~)

なぜ4枚だけこんなところに? 仕舞って忘れてしまった?

もったいないですね~、こんな良い畳表なのに。

青みはそれほどでもありませんが畳表としての機能は十分。4畳間まででしたら超格安でご奉仕。中国産の真っ青な畳表を付けるならはるかにこれの方が良いでしょう。

わかる人にだけどうぞ(・∀・)イイ!

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2009年2月 9日 (月)

職業インタビュー当日

1年ぶりとなる職業インタビューが今日ありました。

今回はいつも以上に下調べをしたようで、かなり突っこんだ内容の質問がありましたcoldsweats01 

事前に35項目の質問内容がFAXで送られてきたので、それに回答するかたちでプリントに5枚ほど用意しておきました。

1時間ほどでは35項目すべてにその場で回答しそれを生徒さんが書くのはとても大変です。結果、このプリントのおかげでインタビューそのものもスムーズに運びました。

が、もう少し時間が欲しかったな~。生徒さんに何か簡単なものを作らせたり、畳を作るところを見せたかったんですが・・・。

それでも畳表の違いとか畳がこんなに重いのが分っていただけたかな?(実際にワラの畳床を持ってもらいました)

原油高騰が畳にどんな影響があることも(経済的な側面から)

最後のほうで「畳とはどんな存在ですか?」との質問が。これにはチョット詰まってしまいました。普段考えもしなかったことで明確な回答が出来ませんでした\(;゚∇゚)/

でも想いは伝わったかな?

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2名の中学1年生がみえました。畳の作業台に座ってもらいました。

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↑新品の畳表はこうなんだよ!と違いを説明。普段なかなか青畳を見る機会はないでしょうから。でも青いから良いというものではありませんのでね。

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↑終わってからいつもの「手作りチーズケーキ」とお茶を。味はどうでした? 

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↑おみやげに縁で作った小物入れを。

後日、インタビューの内容をパネルにして発表するようです。さて今年はどんなものが出来るか楽しみです。

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2009年2月 5日 (木)

敷きこみでした

先日の「山の中の一軒家」ですが、今日の午後畳を納めてきました。

ワラ床の畳で畳表は国産無着色の麻引き。仕上がりもまずまずで納得。施主自らの床板の張替えがシッカリしているので納まりも良かったです。

敷きこみが終わったあと了解を得てお宅の写真を撮ってきました。施主に支障のないところだけですが・・・。

この家はおそらく茅葺(かやぶき)だったのでは。後に瓦に替えたようですが縁側は当時のままで障子や雨戸もそうです。

特に縁側は軒があるとはいえ日差しと雨にさらされかなり痛んでいます。縁側にある黒い板は今までの床板です。

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敷きこんだあとです。それほど青みはありませんが織りが綺麗で赤も少ない畳表です。はまっている障子ですがこれまたガンコな作りです。

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実際見ないとこの梁の大きさはわかりませんが、ココはこんな風に曲がっています。蛍光灯で光ってしまいましたが・・・。一部補修をしています。

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梁、鴨居、天井、木戸もすべて真っ黒です。これが良い味出していました。そんな中、面白いというか珍しいものを見つけました。屋内配線に碍子(ガイシ)が使われていました。私が子供の頃は我が家にもこんな碍子がありましたがもう半世紀も前のこと。いまだにこんなものがあるとはね~。台所はリフォームして新しくなっていましたがそれ以外の部屋はすべて碍子を使った配線でした。古い家にはまだこんなの残っているんですかね?

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さすがに年数が経って外周りは朽ちたところがありますが骨組みそのものはまだまだ大丈夫! おそらく耐震診断をしたら評価はかなり低いでしょうが、以外と地震には大丈夫かも。ガチガチに固めた最近の家と違い束石に乗っただけのような基礎が上手く力を逃がしてしまうのかも。体力壁のようなものは無いに等しいと思いますが。

帰る途中、大久保キャンプ場の手前にこんなものがありました。「チェーンソーアート」で有名だそうです。わかります?チェーンソー (エンジンが付いたノコギリ)

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2009年2月 4日 (水)

職業インタビューまであと少し

もうあれから1年経ちました。早いもんですね~。

ついこの間のような気がしますが、実際は1年も前のこと・・・恒例の職業インタビューのことです。

先日ですが中学校からFAXが送られてきました。生徒さんが考えた質問項目が載っていました。

Statamisyokugyou

今年で7年目となる職業インタビューですが事前に質問項目が分るのは初めてです。

予定時間が1時間余りの中で「生徒さんが質問し私が答えそれを書き写す」というのはかなり忙しい。だから事前にわかっていれば時間も有効に使えるだろうし、もっと面白い話も出来るかもhappy01

今回の質問項目は35。前回の倍以上? 

これを見てビックリしたのが畳屋でも知らない項目があったこと(汗)

それと半分以上が即答に躊躇(ちゅうちょ)するようなものがありました。う~んこれはチョット手強いぞcoldsweats01

そんなわけで当日に間に合うようQ&A方式で資料を作っています。35項目もあれば書き写すだけでも大変ですから資料があれば少しはユトリをもってできるでしょう。

それにしてもよく調べてあるな~。うちのブログも見てるようだし(~_~;) 「熊本天一表」とはなんですか? なんてのもありました。

生徒の学習の一環でありながら実は畳屋さんにとっても勉強になる職業インタビュー。さて今年はどうなるでしょうdash

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2009年2月 2日 (月)

「熊本天一表」のお礼状

一昨日のことですが熊本の聖さん(熊本天一表の生産者)から新しい「お礼状」が届きました・・・名刺も一緒に。

これは北出新畳会(畳表品質向上研究会)の、末端の消費者に対するお礼状です。畳替えをしていただいたお客様に畳屋さんを通して差し上げるものです。

以前にもパンフをいただきましたが、それよりさらにバージョンUP(進化)したものでなかなかですup

今回のお礼状の表紙には北出新畳会のみなさんが夫婦で載っています。みなさん良い表情ですhappy01

私もチラシに自分の写真を載せていますが、これは良いことだと思います。どこの誰が作っているか顔が見えるだけでも安心感を与えますから。

それでこの新しいお礼状ですが皆さんにお見せしようかどうしようかと・・・。でも企業秘密があるかもしれないのであえて見せません(笑)

どうしても見たい方、畳替えをすれば見れますよ~lovely

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