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2013年6月 3日 (月)

裏返し

ここひと月半で、普段の年の1年分に相当するほどの量の裏返しをしました。

たまたまこの時期にそんな仕事が集中したわけですが、最近では珍しいことです。

以前は新畳を納めたとか表替えをした数年後に裏返しをやったもんですが、もう少なくなりましたthink

近頃では借家でさえ畳表を新しくするのが当たり前のようになっています。

そもそも「裏返し」を知らない、また間違った解釈をする人もいます。

嘘のような話しですが「畳表をひっくり返して裏を使う」と言ったところ畳を上げて今までの床面側を上にし畳表が付いている方を下にしたなんて落語の小話に出てくるようなことが本当にあったりして・・・。

さらに「裏返し=表替え」ということも(汗)

まあ、かつてのように家の庭先で畳替えをしていた時代なら馴染みはありましたが、今ではそんな風景を見ることもなく店に持ち帰って仕事をしますので無理はないのかも^^;

で、裏返しの年数ですが畳屋さんによってマチマチ。2~3年だったり5年前後だったり。あくまでも返して綺麗になる年数です。

当店の場合は状況によってはさらに経過した施工もします。
今回は施主の意向もありましてけっこう年数が経った裏返しをしました。10年~12年、さらに昨日の裏返しは築20年目で初めて!

これがビックリするほど綺麗になりまして、まだ着色していた頃の畳表で在来品種のわりとシッカリとした畳表でした。

S070

※ 丈、幅もだいぶ隙間がありましたが修正。しかもスミゾ(畳屋さん用語)がありましたのでそれも手直し。

S066

多少の滲みがあっても良いという話しでしたが、それもほとんどなくベッドの足の凹凸の跡は少し残りましたが霧を吹いて手直し。

リーズナブルな金額で大掃除も兼ね裏面を使う!

ところで、たかだか裏返しですが以外にも仕事の仕方で仕上がりに差が出ると思うのは私だけcoldsweats01

最近主流となっている建材床ではそうでもありませんが、ワラの畳床の場合は前の畳屋さんの施工によってはチョット気を使うことも・・・Σ(;・∀・)

特に「平刺(へりを逢着すること)」がなんだかな~とsweat01
機械の使い方が上手くないのか気にしないのか^^;

機械といえども基本は手縫いですから、そこを考えるとね~。

酷い場合は刺し膨れなんてことも。
そんな場合でも当店では極秘の技術で対応します(大笑)

それから、引き取りの当日家具を移動したら穴がdownあったことも。
普通なら「こりゃあダメだ、全部張替えですね」になりますが、これまた何とかしてしまいます。穴の開いた畳は店にある古ゴザの程度の良い裏白の畳表を使います。色を合わせて納めました。

Simg_0106

Simg_0110

左が今まで付いていたもの。右は当店にあった古ゴザの裏白表。
色目はほぼ同じ。状況によってはこんな直し方もあります。

表替えの半分くらいの予算で出来ますので、ぜひ裏返しをどうぞ!

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